入学お祝いをお金で贈るとき、どのくらいの金額を包んだら良いか悩みますよね。
受け取る側にとっては金額にかかわらず嬉しいものですが、失礼にあたらない世間の相場を学んでおきたいものです。
そこで今回は、贈る相手別に平均相場について紹介していきたいと思います。
入学祝いの金額を決める基準
まず入学お祝いの金額を決めるにあたり、判断基準となるものは次の3つになります。
- 相手の年齢
- 相手と自分との関係
- 自分の年齢と年収
これらの条件を総合的に判断して贈る金額を決めていきます。
相手の年齢
小学校・中学校・高校・大学と新しい入学を重ねていくごとに年齢が増え、値段も上がっていきます。
入学祝いのお金は新しい学校へ進むにあたり、必要となるものを購入するための費用です。
年齢が上がると必要なものの金額も上がっていきますので、金額も増やしていきましょう。
相手と自分との関係
贈る相手と自分の間柄によって金額も異なります。
関係を大きく分けて金額の高い順に並べると次のようになります。
- 孫
- 甥・姪(親戚)
- 知人・友人の子
自分の孫
孫は自分の直系ですので、金額が1番多くなる傾向にあります。
自分の甥・姪(親戚)
甥や姪といった親戚も血縁関係にありますし、自分に子供がいれば相手の親からももらう可能性も想定します。
知人・友人の子
知人・友人の子に高すぎる金額を贈ると相手に気を使わせてしまいます。
ですので、比較的安い金額になります。
それ以外の関係
この関係以外に自分の弟・妹や従妹にも送るべきか?という意見が分かれる関係があります。
「自分が成人して働いていれば贈るべき」という意見もありまが、これは家柄の考え方にもよります。
ですので自分の親に相談してみましょう。
いとこの子供など遠い親戚の場合は判断に悩む場合もあります。
普段から交流があるのかどうか親密関係の度合いによって決めていきましょう。
自分の年齢と年収
まだまだ年功序列の日本社会ですので、自分の年齢が重なるにつれて金額も上がっていきます。
大きくグループに分けると、以下の3つに分けられます。
- 10~20代
- 30~40代
- 50代以降
年収も年齢に比例していくと考えられますが、具体的な金額が相手に知られているわけではないので目安に考えましょう。
ただし自分が社長など、年収が一般的に高い職業に就いれば、ある程度金額を上げないとケチと思われるかもしれません。
孫に贈る場合
孫に贈る場合は自分の直系でありますし、自身も50代以上の年齢になってきていますので、金額も相応になります。
幅を持たせない相場を調べてみましたが、入学ごとにまとめると次の通りとなります。
- 小学校:3万円
- 中学校:3万円
- 高 校:5万円
- 大 学:10万円
大学になると急に上がる印象がありますね。
これは大学に合格したというお祝いの意味も込めて高く設定されているようです。
姪・甥(親戚)に贈る場合
甥や姪は血縁関係でありますし、自分に子供がいる場合は贈られることも想定して次の相場になります。
- 小学校:1万円~3万円
- 中学校:1万円~3万円
- 高 校:1万円~3万円
- 大 学:3万円~5万円
これは自分の年齢が10代~40代までに贈る多いケースの相場です。
しかし、50代以上であれば上記に+1万~2万円くらいが相場になります。
知人・友人の子に贈る場合
知人や友人に贈る場合、もちろんお祝いの気持ちもありますが、お付き合いの関係上ということもあります。
ですので比較的安い次のような相場になっています。
- 小学校:3千円~5千円
- 中学校:3千円~5千円
- 高 校:1万円~3万円
- 大 学:1万円 ~3万円
渡すほうの自身の年齢などに応じて金額の幅を持たせています。
友人・知人には、
- 図書カード
- 金券
- 品物
などを贈るケースが多いようです。
また、1万円未満のお祝いだと入学祝はお返しをしなくても良いという考え方もありますのでご注意ください。
例外の場合
上記の金額相場以外に、例外のケースがあります。
それは以前に自分の子供へ入学お祝いをもらっていた場合です。
この場合は、相手にもらった額よりも少ない額を贈ると失礼になってしまいますので、必ずもらった額と同じ金額を贈るようにしましょう。
多くても気を使わせてしまいますので、同額が望ましいです。
自分の子供に入学祝いをもらった時には、今後のことも想定して必ずメモに残しておいた方が無難でしょう。
まとめ
入学祝いの平均相場について調べてみましたが、次のことがわかりました。
- 入学祝の金額を決める基準は3つ
- 相手の年齢
- 相手と自分との関係
- 自分の年齢と年収による
- 孫に贈る金額相場は、3万円~10万円
- 甥・姪(親戚)に贈る相場は、1万円~5万円
- 友人・知人の子に贈る相場は、3千円~3万円
- 例外として、自分の子供にもらったことがある場合は、同額を贈る
相手の年齢が上がるごとに贈る金額も上がる
金額の高い順番では、孫・甥・姪(親戚)・知人・友人の子
自分の年齢と年収は高くなればなるほど贈る金額も高くなる
お祝いの金額はなかなか大きな声で相談しにくく、考え方によって受け取る印象は様々です。
相場を学んで最低限のマナーを守り、お祝いの気持ちが悪い印象にならないように渡したいですね。
入学祝いの平均の相場がわかったところで、入学祝いののし袋や中袋の書き方はどうでしょうか。
こちらも渡す相手に喜んでもらえるようにきちんとしたマナーを学びたいですよね。