家族・兄弟がインフルエンザにかかったら部屋は一緒?隔離して別にする?

もし家族や自分がインフルエンザにかかったら、家族間でも感染者は隔離はした方が良いのでしょうか?

それとも一緒でも大丈夫なのでしょうか。

今回は一緒に住んでいる家族がインフルエンザに感染したときに、他の家族がうつらないようにする対応をお話したいと思います。

スポンサーリンク

粉末感染でインフルエンザにかかることが多い

インフルエンザに感染すると、感染者のくしゃみや咳などで空気中にウイルスが飛び出ます。

人はくしゃみをすると、

  • 1回で200万個ほどの飛沫が飛ぶ
  • 時速110kmの早さで飛ぶ

咳をすると、

  • 約10万個も微小なしぶき(飛沫)が出る
  • 周辺2メートルまで飛び散る

と言われており、このような空気中に漂っているウィルスを吸ってしまうことを飛沫感染といいます。

インフルエンザにうつるほとんどの場合が、飛沫感染によるものです。

参考記事

インフルエンザの感染の仕組み・生存期間については、以下のリンク先にある「インフルエンザ菌が感染する仕組み」「インフルエンザ菌の生存時間」という見出し内をご覧ください。

インフルエンザ中は菌が感染するから部屋干しはNG?洗濯は一緒か分けるかの疑問

家族・兄弟がインフルエンザに感染する経路

感染者がいる家庭ではインフルエンザウイルスがたくさん空気中に漂っています。

普段の家族は一緒に食事やお風呂に入ったり、睡眠や勉強、遊びなどをして過ごされると思います。

しかしインフルエンザ感染者がいるときは

  • 食事中の会話
  • 大皿の料理を一緒に食べる
  • 同じ部屋での咳や、呼吸を行う

このような経路で感染します。

職場や学校の場合は、休んで逢わないようにしたり、職場により感染の可能性があり発症が疑われるときは出勤停止になります。

家族は同じ空間を共有するのでそうはいきませんよね。

インフルエンザ感染したら部屋を隔離をする

これまでに分かってきたことから、家族が1人でもインフルエンザにかかったら部屋は分け隔離したほうが良いでしょう。

隔離は病院や施設などでよく耳にする言葉だと思います。

大げさなように思うかもしれませんが、インフルエンザは学校保健安全法施行規則により出席停止の伝染病です。

特に

  • 免疫力の弱いお年寄り
  • 赤ちゃん
  • 絶対にインフルエンザに感染しては困る人

のような方が家族に居る場合は、感染者がきちんと治るまで隔離は必要でしょう。

家族・兄弟との隔離が必要な期間

仲の良い家族でも、まず自分や家族に感染者が出た場合は、すぐに別の部屋で過ごしてもらいましょう。

症状が落ち着いても完全に治るまで部屋をわけます。

熱が下がって2日くらいは隔離が必要です。

隔離の間にトイレに行くのは仕方ないのですが、その時にはドアノブの除菌なども忘れないようにして感染を防いで下さい。

意外と見落としがちなのが感染者が触れたドアの取っ手やテレビのリモコンにもウイルスが付着しているものです。

看病をするときには必ずマスクをし、もちろん食事も別の部屋で食べてもらいましょう。

隔離できないときの対策

隔離するといっても、部屋が狭くて別の部屋で過ごすのが困難な場合は

  • 全員マスクをする
  • 手洗い・うがいをこまめに行う
  • 食べ物やお皿・コップなども共有は絶対にしない
  • 食事の時間は別々にする
  • 部屋を清潔に保つ

このなかで少しでもできる対策があれば家族、兄弟へ感染するリスクを減らすことができるでしょう。

まとめ

  • 家族・兄弟にインフルエンザが感染する経路は、感染者が触れた場所、咳やくしゃみを吸うことによる飛沫感染が多い
  • 感染する状況は、食事中の会話や、大皿料理を一緒に食べる、同じ部屋での咳や呼吸など
  • インフルエンザ感染したら部屋を隔離する
  • 家族・兄弟の部屋の隔離期間は、感染した症状が落ち着いてから2日は必要
  • 隔離できないときには、家族全員が治るまで屋内でもマスクをして過ごすことで感染を回避できる

いかがでしたでしょうか?

今回はインフルエンザのときに家庭内の隔離について書いてみました。参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。