インフルエンザは、普通の風邪と違い高熱が続いて頭が痛くなることが多くとても辛いですね。
できれば早く治して、日常生活に戻りたいものです。
今回はひどい頭痛がいつまでも続き治らないとお悩みのあなたへ
- 頭痛の症状はどんなタイプがあるのか
- 辛い時の対策
など、インフルエンザと頭痛に関することをまとめてみました。
もしも今あなたが頭痛ががひどく早く治したいと思っているなら、「頭痛が辛い時の対処法」からご覧ください。
頭痛だけの人・頭痛とセットの人・頭痛がない人
インフルエンザの症状は風邪の症状に似ていますが、インフルエンザと風邪の大きな違いは、インフルエンザは全身症状が先に強く出ることです。
熱が出るなかじっとしていても、下記のように体中痛むのが特徴です。
- 頭痛
- 嘔吐
- 節々の痛み
- 倦怠感
- 悪寒
- 寒気
そしてインフルエンザにかかると、必ず頭痛が出ると思ってしまいます。
しかし頭痛だけの人、頭痛と別の症状がセットで体に出る人、頭痛がない人など、いろんなパターンもあるようです。
それぞれどうしてなのか調べてみました。
頭痛と◯◯がセットの人
インフルエンザにかかったら、頭痛と一緒に以下のような症状が出る人がいます。
- 頭痛と熱が同時に出る人
- 頭痛と咳だけの人
- 頭痛と吐き気
頭痛と熱が同時に出る人
インフルエンザにかかったら、
8割が熱が出て頭痛がするという方が一般的です。
インフルエンザの熱の症状は様々です。詳しくは以下のリンク先よりご覧下さい。
⇒インフルエンザで熱が下がらない・微熱が続くなどの症状まとめと対処法
頭が割れるように痛いとか、ズキンズキンして絶え間なく痛みが続くなどのひどい痛みです。
そして症状が特にひどかった人の経験では、心臓の脈拍と同じよう定期的に、ガンガンと叩かれているような経験したことのない痛みだそうです。
頭痛と咳だけの人
インフルエンザの症状でわりと遅れて出るのが咳です。
たまにですが初期症状で、身体がだるくて頭が痛く咳が出るので風邪かと思うことがありますね。
それで病院を受診したらインフルエンザだったと言うことも。
頭痛と吐き気
インフルエンザでは、
頭痛とともに嘔吐や吐き気などの症状も見られます。
インフルエンザでは吐き気はしないと思い、ノロウイルスなどを疑い自己判断をして、医療機関の受診が遅れて症状をこじらせる場合があります。
そしてインフルエンザの場合の吐き気は市販薬は効果がありません。
頭痛だけの人
インフルエンザに感染しても特有の高熱は出ないのに、
頭痛だけはとにかく激しいという場合もあります。
そういう人は免疫力が強くて身体が丈夫な人が多いです。
スポーツをしている人などは日頃から栄養も摂り、身体も鍛えてるので少しの風邪は滅多にひきません。
しかしインフルエンザウイルスは感染すると確実に発症しいろんな症状が出ます。
症状が軽いからと言って無理は禁物です。
出歩いたりすると、他の人にうつしてしまうでしょう。
流行している場合は頭痛だけでも気をつけなければいけません。
また他にも頭痛だけしか出ない症状の人には、以下のような方が多いようです。
- 予防接種を受けた後だった
- 家族がかかり、用心の為にインフルエンザの薬を服用した
- 肩こりと間違えて鎮痛剤を飲んでいた
- インフルエンザB型に感染していた
頭痛がない人
インフルエンザにかかったとしても、
熱や頭痛を発症しない人は意外に多いです。
大人でも38度以上の熱が出ない人が2割も。
高齢者は5割の人が熱も高熱は出ないで微熱程度のようですね。
インフルエンザで熱や頭痛もない人が高齢者や子供に多いのは、免疫力が低いからで、熱を出す力がなく頭痛もない人がいます。
ウイルスと闘うのに体力が必要です。
体力に闘う力がないので、インフルエンザも身体のなかに長くとどまることに。
ですのでインフルエンザにかかると高齢者や子供が重度化してしまうのです。
インフルエンザで頭が痛くなる原因
インフルエンザ感染するとどうして頭が痛くなるのでしょう。
体内にインフルエンザウイルスが入って来ると、「ロスタグランジン」という成分が分泌されます。
この「ロスタグランジン」という成分が頭の痛みを増強して刺激をもたらすのです。
なぜそんな成分が出るかと言うと「今、体内ではウイルスが侵入してきました。
これから攻撃して闘ってるので、できるだけ身体を休めて下さい」と痛みを出して警告するのです。
ですので痛みのあるうちは無理をしないで身体を休めましょう。
ウイルス少なくなって来たら、熱も下がり頭痛も減ってきます。
しかしインフルエンザの場合は治ったと思ってもまたぶり返すこともあるので、熱が下がっても2日間は用心して安静にしましょう。
感染するといつからいつまで頭痛がする?
インフルエンザの頭痛は感染してからどれくらいで出るか、調べてみると人によって様々でした。
1番多かったのは、
熱と同時に頭痛が出る人が多く、熱が出てから4日~10日で治り、まれに熱が下がっても頭痛は長引く人がいます。
頭痛が長引く原因は、インフルエンザの場合熱が下がってから2日は登校や出勤停止になっています。
その期間にいつもより長時間の、
- テレビ
- スマホ
- パソコン
の画面を見すぎて、目を酷使するからです。
インフルエンザの後はしっかりと休息をとりましょう。
頭痛が辛いときの対処法
高熱の他に頭痛もひどいと、睡眠不足やストレスが加りますのでできたら痛みは緩和したいですね。
今回はそんな時の対処法を3つ紹介したいと思います。
- 対処法その1:薬
- 対処法その2:冷やす
- 対処法そ3:安静にする
対処法その1:薬
インフルエンザに感染を疑ったら、まずは医療機関を受診しましょう。
そして処方された薬を飲む方が安心ですね。
どうしても病院に行けない状況だったり、すぐに痛みを抑えたい時には市販薬でも大丈夫だと思います。
しかし解熱剤に含まれている成分でかえって悪化させる薬もありますので、注意して以下のような薬を使用して下さい。
- ロキソニン
- カロナール
- 「イブ」や「バファリンルナ」や「ナロンエース」
- ウイルスにも効く漢方
ロキソニン
こちらは穏やかに効いてくる解熱剤です。
以前は医師しか処方できませんでしたが現在は薬局でも手に入るようになりました。
カロナール
「アセトアミノフェン」が成分の解熱鎮痛剤で、
痛みだけではなく熱を下げる効果もあります。
最近では病院の処方薬でも良く使用されていて、市販薬もあり手軽に購入できるようになっています。
大人だけでなく、赤ちゃんや授乳中のママでも使用できる成分で安心ですね。
「イブ」や「バファリンルナ」や「ナロンエース」
などの市販薬は、「イブプロフェン」が含まれる解熱剤で即効性があります。
早く効いて副作用が少ない薬です。
ウイルスにも効く漢方
漢方では、
- 「麻黄湯」(まおうとう)
- 「板藍根」(バンランコン)
という漢方薬がウイルスに効くと言われて盛んに服用されているようです。
中国では、抗ウイルス薬のタミフルと同じ程度の症状軽減効果があるという研究結果が出ています。
対処法その2:冷やす
インフルエンザの症状には高熱があります。
その症状はウイルスの増殖を防いで、免疫力を向上させるために必要不可欠なもの。
しかし、熱が治っても頭痛だけが数日続くなど、個人差もあります。
それは完璧にウイルス死滅していなくてちゃんと、治っていないのが原因かもしれません。
インフルエンザでも風邪でもそうですが頭痛の原因は、インフルエンザで高熱が出ることによります。
血管が広がって血管周りの神経を圧迫し、それが痛みとなります。
ですからまずは痛む部分を冷やして、神経への刺激を抑えるのが1番効果があります。
- 氷
- 氷嚢
- アイスノン
などを使って冷やすと冷たい刺激で筋肉の緊張がほぐれて血管が広がり痛みが和らぎます。
痛みのある部分を直接冷やしましょう!
対処法そ3:安静にする
頭痛は、身体がインフルエンザと闘っているときに安静にするようにというサインですから、熱のときと同じく安静にしていましょう。
安静の定義もいろいろありますが、安静とは自分が楽だと思う姿勢です。
1番は寝ることで睡眠をしっかりとることが大事ですね。
睡眠を取ると成長ホルモンが分泌されます。
この成分が身体を修復したりする効果があり、筋肉痛や関節痛で痛んだ神経の炎症を治してくれるからです。
最低でも7時間は寝て、普段忙しい方もしっかり寝ましょう。
まとめ
インフルエンザにかかると熱とともにひどい頭痛が起きます。
それも長引くのが特徴だと言われています。
なぜ長引くのか、またはどんな人がひどくなるのか、対処の仕方も調べて以下のようなことがわかりました。
- インフルエンザの頭痛は熱とセットの人が多い。その他には頭痛と咳、頭痛を吐き気などの症状がある
- 頭痛の激しい人は以下の人が考えられる。
- 予防注射をした人
- 風邪薬を先に飲んだ人
- 体力があって免疫力が高い人
- 熱や頭痛を発症しない人も多く、
免疫力の弱い人(子供や高齢者)は重度化しやすいので注意する - 頭痛の原因は、体内でインフルエンザウイルスと抗体が闘って、血管を刺激して痛みが出るから
- インフルエンザの頭痛の期間は、
平均4日~10日で治る。まれに熱が下がっても長引く場合もある - 頭痛の対処法は市販の頭痛薬でも良い。
- 「ロキソニン」
- 「カロナール」
- 「イブ」
- 「バファリンルナ」
- 「ナロンエース」
- 漢方
- 薬以外で痛みを抑えるには、痛む箇所を直接冷やしたり、安静にして寝ることが1番
などがオススメ
毎年数万人が感染すると言われています。
まずは感染しないように免疫力をあげて、対策もがっちりして予防に力を入れたいですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。