メールやLineの利用が増えることで、はがきを利用する人がとても少なくなっています。
しかしその傾向とは反対にはがきの値段は少しづつ高くなっています。
2017年には1枚62円になりました。
はがき購入の頻度も少なくなっていたこともあり、私は値上げのことを全く知りませんでした。
この機会に、はがきの値段や切手代、今後の値上げの可能性などを調査してみました。
【2018年】はがきの値段&切手代はいくら?
主なはがきの種類は2つです。
- 通常のはがき
- 往復はがき
通常のはがきは官製はがきとも言われますね。
往復はがきは、同窓会の案内などで使われる、通常のはがきを2つ繋げた大きさのものです。
切手は3種類に分かれています。
- 普通切手
- 特殊切手
- オリジナル切手
普通切手というのは、郵便局で常時販売している切手で、慶事用・弔事用など。
特殊切手は、季節のデザインの切手や様々なテーマに沿った切手のことです。
また、オリジナルフレーム切手というものもあり、全国の郵便局でご当地の情報を載せた切手も販売されています。
はがきの値段
はがきは2014年に消費税が5%から8%へ引き上げられた際に、
- 通常はがきは、62円
- 往復はがきは、124円
となりました。
通常はがきと往復はがきでは、通常はがきの方が多く使われています。
切手の値段
はがきに貼る切手代は、
- はがきの値段と同様の、62円
- 往復はがきの値段と同様の、124円
となります。
そして切手の種類は19種類もあります。
切手は19種類の値段で販売されています。
1円、2円、3円、5円、10円、20円、30円、50円、62円、82円、92円、100円、
120円、140円、205円、280円、310円、500円、1000円
の値段の種類となります。
慶事用の切手は3つの値段に分かれています。
- 62円
- 82円
- 92円
弔事用の切手は62円のみとなります。
値段の種類が多い切手ですが、
主に使われているのは、はがきや手紙に使われる62円切手と82円切手だと考えられます。
はがきの値段の推移(戦後から現在まで)
1945年(昭和20年) | 5銭 | 10銭 |
1946年(昭和21年) | 15銭 | 30銭 |
1947年(昭和22年) | 50銭 | 1円20銭 |
1948年(昭和23年) | 2円 | 5円 |
1951年(昭和26年) | 5円 | 10円 |
1966年(昭和41年) | 7円 | 15円 |
1972年(昭和47年) | 10円 | 20円 |
1976年(昭和51年) | 20円 | 50円 |
1981年(昭和56年) | 30円 | 60円 |
1989年(平成元年) | 41円 | 62円 |
1994年(平成6年) | 50円 | 80円 |
2014年(平成26年) | 52円 | 82円 |
2017年(平成29年) | 62円 | 82円(変更なし) |
戦後、はがきの値段はこのように推移してきています。
戦後の郵便料金が値上げされた理由は、
- 年賀用の切手が復活
- 省庁再編
- 現金書留制度が新設
などしたことが原因のようです。
平成に入ってからは消費税の増税が値上げの原因ですね。
はがきや切手が今後値上がりする可能性
戦後から現在までの郵便料金が値上げされてきた歴史を振り返りますと、今後は消費税の増税に伴う値上げが考えられます。
では過去の消費税増税時の値上げ幅はどれくらいだったのでしょうか。
はがき | 封書 | |
1989年に税率3%でスタート | 11円の値上げ | 2円の値上げ |
1997年に3%から5%に引き上げ | 値上げなし | 値上げなし |
2014年に5%から8%へ引き上げ | 2円の値上げ | 2円の値上げ |
このように消費税増税によってはがきと封書の値上げがされています。
また、1997年に2%の増税がされたときには、値上げされずに据え置かれていることが分かります。
2019年の10月には消費税が10%になる予定ですね。
2014年に3%の増税によって2円ずつ引き上げられていることから2019年に2%増税されると、
1~2円ずつ値上げされるのではないかと予想されます。
また、株式会社になったことで、経営状態が悪化したときにも郵便料金を値上げされるのではないでしょうか。
まとめ
2018年のはがきの値段&切手代、今後の値上げの可能性について調べてみて、次のことが分かりました。
- 通常のはがきの値段は、62円。往復はがきの値段は倍の、124円
- はがきに使用する切手代
- はがきの値段と同様の、62円
- 往復はがきの値段と同様の、124円
- 切手の値段は19種類に分かれている
- 慶事用の切手は3種類、弔事用の切手は1種類販売されている
- 郵便料金値上げの理由
- 年賀用の切手が復活
- 省庁再編
- 現金書留制度が新設したこと
- 消費税の増税が原因
- 今後は消費税が増税されたり、経営状態が悪化したときに郵便料金を値上げされることが予想される
最近はメールやLineを利用する人が多くなり、はがきや手紙を受け取ることがとても少なくなりました。
しかし、はがきや手紙にはメールやLineでは味わえない趣があります。
この機会に、はがきや手紙で友人や親戚、家族に近況報告してみるのもいいかもしれませんね!