誰もが気になる大型連休といえば、ゴールデンウィークとシルバーウィーク。
2018年はそれぞれ何連休になるんでしょうか?
最も気になる日程や休日数と、2つの連休の由来などもご紹介していきます。
2018年のゴールデンウィーク、シルバーウィークの連休をサクッと知りたい人は、
『3.2018年のゴールデンウィークの期間』
『4.2018年のシルバーウィークの期間』
という見出しからお読みください。
ゴールデンウィーク(GW)ってなに?
ゴールデンウィークとは、日本では毎年4月末から5月初めにかけての休日が多い期間のことです。
大型連休ともいいますね。
本来は5月3日から5月5日までの3日間ですが、一般的には4月29日から5月5日までです。
期間中の祝日は、
- 4月29日「昭和の日」
- 5月3日「憲法記念日」
- 5月4日「みどりの日」
- 5月5日「こどもの日」
ですね。
ここに土日が加わったり、5月の1、2日を有給にしたりすることで、大型連休が出現します。
ちなみに5月1日はメーデーです。
メーデーとは労働者が権利を要求する日という意味があり、世界的には80カ国以上で祝日。
日本は正式には祝日ではありませんが、労働者の権利を守る風潮を反映して、休日とする会社も少なくありません。
このような日も入れて人により、3連休から最大約10連休くらいの幅があるわけです。
なぜゴールデンウィークと呼ぶ?
「ゴールデンウィーク」の名称は、1951年に大映の映画が当時最高の売上を記録したことに関係しています。
たまたまですが、正月やお盆以上の興行成績がこの時期に出ました。
これ以降、映画界でこの時期にヒットさせるのを目的で、当時の大映常務取締役であった松山英夫氏によって作成された宣伝用語が「ゴールデンウィーク」の由来です。
4月29日「昭和の日」
もとは昭和天皇誕生日でした。
2007年1月1日施行の改正祝日法によって昭和の日に名称が変わります。
国の定めた祝日ですから意味があります。
その意味は、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」だそうです。
この日がゴールデンウィークの始まりという方が大部分でしょうね。
5月3日「憲法記念日」
国民の祝日に関する法律によって、「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことを趣旨として定められました。
施行されたのは1948年。
憲法に関して改憲派、護憲派がそれぞれ改正に関する世論調査や講演会などを行う日でもあります。
ちなみに、この祝日には記念行事として、海上自衛隊では軍艦の艦首からマストを通して艦尾まで信号旗などの旗を掲げて飾ります。
基地、一般港湾等に停泊している自衛艦において満艦飾が行われます。
5月4日「みどりの日」
この祝日に関して、国が定めるところの意味は、
「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨とする」というものです。
もともと、昭和天皇の誕生日である4月29日が天皇誕生日でした。
平成になって、天皇誕生日は12月23日に改められました。
しかし、ゴールデンウィークを構成する祝日を廃止しない方がいいということで、4月29日が「みどりの日」となりました。
さらに、
- 4月29日を「昭和の日」
- 5月4日を「みどりの日」
に移して、ゴールデンウィークを校正したんですね。
2007年以降はこのようになっています。
5月5日「こどもの日」
5月5日は日本では端午の節句です。
端午とは旧暦の十二支に由来する言葉。
古来より、男の子の健やかな成長が祈願される日でした。
祝日であるこどもの日をいつにするかという議論が国会でなされたとき、1番多かった希望が5月5日だったため祝日となりました。
シルバーウィーク(SW)ってなに?
シルバーウィークは現在は9月後半の大型連休という意味で用いられることが多いです。
連休の日数としてはゴールデンウィークよりは少なめ。
ですが年によっては最大5連休となります。
連休を構成する祝日は、
- 秋分の日
- 敬老の日
それぞれ日付が固定されているわけではありません。
それぞれ以下のようになっています。
シルバーウィークの経緯と意味合い
こちらも用語の始まりとしては、ゴールデンウィークと同様です。
映画会社、大映の専務・松山英夫によって1950年代前半に提唱されました。
そして、2009年カレンダーについて三菱電機ビルテクノサービスが行った調査で、「2009年9月(の連休)に名前をつけるとすれば?」という設問がありました。
このときの解答で最も多かったのが「シルバーウィーク」。
このアンケート結果は、テレビやインターネットなどで大々的に報道され一気に世間に浸透しました。
過去に松山氏による影響が大きいかもしれませんね。
最大で5連休となったときのみ「シルバーウィークと呼称する」というのが当初の定義だったようです。
しかし世間的では、9月の大型連休として認知されていますね。
ちなみにシルバーはお年寄り世代を表しますので、「敬老の日」を含む連休という意味もこめられています。
秋分の日
祝日法により天文観測による秋分が起こる日を休日としています。
具体的には9月22日から9月23日ごろのいずれか1日。
「秋分の日」は、1948年施行された国民の祝日に関する法律(祝日法)によって制定。
ちなみにこの祝日の趣旨は、
- 祖先をうやまい
- なくなった人々を偲ぶ
というものです。
敬老の日
1948年7月から「こどもの日」「成人の日」が始まりましたが、
「老人の日」はありませんでした。
そのことが気になっていた兵庫県多可郡野間谷村の村長が1948年に開いた敬老会のなかで、9月15日を「としよりの日」として村独自の祝日にしました。
そこから村長が県内市町村にも呼びかけ、その後、1951年兵庫県で「としよりの日」が定められました。
その影響は少しづつ日本全土に広がり、ついに
1966年に9月15日が国民の休日となります。
そのときに「敬老の日」という呼び名が正式名称となったわけですね。
2018年のゴールデンウィークの期間
土曜・日曜のめぐり合わせにもよりますから、何連休になるかはその年によって違います。
今年は一般的な休日の数。
旅行などをされたい方は有給を取ることになりそうです。
以下に連休と、合間の平日を記しておきます。
旅行スケジュールなどの参考になさってください。
2018年は、3連休・2平日・4連休
- 4月28日(土)・・休日
- 4月29日(日)・・昭和の日
- 4月30日(月)・・昭和の日の振り替え
- 5月1日(火)・・平日
- 5月2日(水)・・平日
- 5月3日(木)・・憲法記念日
- 5月4日(金)・・みどりの日
- 5月5日(土)・・こどもの日
- 5月6日(日)・・休日
4月28日から4月30日まで3連休ですね。
その後、平日を2日を挟みます。
そしてまた、4連休があります。
2018年のゴールデンウィークの期間は、4月28日から5月6日まで。
つまり、あいだの5月1日、2日を休めば9連休!
土日が連休期間のどこにあたるかはその年によって違うでしょう。
土日じゃなくても29日の翌日、4月30日は休んで連休にする方が多いと思います。
2日も祝日ではありませんが休みをとることで、3日から5日の連休と繋げて長期の休みにすることができます。
旅行など長期の休みを取りたい方は、その年のカレンダーを見てよく検討してみましょう。
2018年のシルバーウィークの期間
2018年は、シルバーウィークは連休としては短いです。
なぜかというと、秋分の日によって変わるからです。
秋分の日は、季節の分かれ目で昼と夜の長さがほぼ同じになる日。
つまり暦の上で固定されているわけではありません。
秋分の日が9月21、22、23日のどれかで、かつ水曜日だった場合に5連休が発生するのです。
そのめぐり合わせからは2018年は外れているんですね。
というわけで、今年の日程を記しておきます。
2018年は、3連休のみ
- 9月16日(土)・・休日
- 9月17日(日)・・休日
- 9月18日(月)・・敬老の日
- 9月23日(土)・・秋分の日
少し離れて、秋分の日があります。
というわけで、2018年は少なめの3連休となるわけです。
ちなみに前回の5連休は2015年。
次は2026年となっています。
まとめ
- ゴールデンウィークとは、4月から5月にかけての祝日が多く集まる大型連休を指す
- ゴールデンウィークの呼び名は映画会社の広告戦略が由来
- シルバーウィークとは、9月後半の連休
- 暦のめぐり合わせによっては5連休となることもある
- シルバーウィークと言われは、ゴールデンウィークと同じく映画会社の広告戦略が由来
- 2018年のゴールデンウィークの日程
- 4月28日から4月30日までの3連休
- 5月1、2日は平日
- 5月3日から5月6日までの4連休
- 2018年のシルバーウィークの日程は、9月16日から18日までの3連休
- 秋分の日によって連休の長さが変わる
「昭和の日」「憲法記念日」「みどりの日」「こどもの日」が含まれる
含まれる休日は、「秋分の日」と「敬老の日」
三菱電機のアンケートをきっかけに広く認知される
最長で9日間の連休となる