オランジーナのCMのなかで美人フランス人のサロメさんがいう「コマンタレブー!」
果たしてその意味どんなものかご存知でしょうか?
一言で言ってしまうと、
日常会話では使うことは少ないようです。
「コマンタレブー」は上品すぎる言い方
「コマンタレブー!」とは日本語でいう意味は「ご機嫌いかがですか?」
つまり、誰かと会ったときに挨拶としてこの言葉を使うという意味ですね。
しかし、日本語で考えてみると分かるのですが、挨拶の言葉として「ご機嫌いかがですか?」なんて日常会話で使うでしょうか?
・・・まず使いませんよね(笑)
- 上品すぎる言葉
- 高級で品がある
ような言い方です。
-
高級ホテルや、高級レストランで使ったりするイメージです。
またデヴィ夫人のような人が使う感じがしますね。
フランスって『宮殿』とか『貴族』とか『ベルサイユのばら』みたいな印象があります。
「ご機嫌いかがですか?」という言葉がわりと合うような気もします。
ですが逆に言うと
リアリティを感じない言葉なので普段使いはできないということわかりますよね。
目上の人に対しての言葉「コマンタレブー」
どうやら、
comment allez-vous?の「vous(ブー)」というのが目上の人に対して使うらしいのです。
ここが問題です。少なくとも良く会う人や友達には使わない言葉。
英語で言うところの「How are you?」
フランス語で挨拶の言葉というと、「ボンジュール」という言葉ですよね。
ですので、フランス語の挨拶ならこっちのほうが頻繁に使いそうです。
「コマンタレブー?」と問いかけられたときの返事は?
さっきも言った通り、「コマンタレブー?」という言葉は、上品な言い方です。
街なかでフランス人に「コマンタレブー?」と聞かれることはないと思います。
もしもフランスなどに旅行した場合は、聞かれる可能性は大ですよね。
そんなときはどんな返しをすれば良いのでしょう。
コマンタレブー?と問いかけられたときの返事の仕方は、こちらの状態によって変化します。
- ジュヴェトレビアン「すごい調子良いよ!」
- コムスィコムサ「まあまあ良いよ!」
- トゥージュスト「ギリギリ良いかな」
- ニボン ニモーヴュ「良くも悪くもない場合」
声を掛けられた人の状態で変化する返事
「すごい調子良いよ!」という場合は、
ジュヴェトレビアンと返しましょう!
トレビアーンってよく聞きますよね。
- 「とてもいい!」
- 「素晴らしい!」
といったニュアンスになります。
次に、「まあまあ良いよ!」という場合は、
コムスィコムサ。
「ギリギリ良いかな」という場合は、
トゥージュスト。
良くも悪くもない場合は、
ニボン ニモーヴュとなるようです。
なかなか覚えにくい方はとりあえず、「ジュヴェトレビアン!」これだけ覚えましょう。
挨拶ですので、日本語でも「お元気ですか?」と聞いたら「元気ですよ!」という反応が相手からあったほうが嬉しいですもんね。
「サバ」とは何?
もしかするとフランス語の「サバ」という挨拶を聞いたことがある人もいるかもしれません。
「コマンタレブー?」とニュアンスは似ていますね。
しかしこちらは、
「元気ですか?」という意味になります。
「コマンタレブー?」よりも、くだけた言い方なのです。
より「ボンジュール」に近い意味になりますね。
初めて会うときは、「コマンタレブー?」を使用。
2度目に会った場合は「サバ」を使うという人もなかにはいるそうです。
2回目に会うのは初めてよりも、距離が近くに感じるのでフランクな挨拶をする必要があるでしょう。
こういう言葉が日本語にもあると便利ですよね。
ただ、それでも「コマンタレブー?」を使うことに抵抗がある人は、
「コマンサバ?(comment ça va?)」でも良いそうです。
つまり、
- コマンタレブー?(comment allez-vous?)は、上品な挨拶
- コマンサバ?(comment ça va?)は、日常的に使いやすい挨拶
- サバ?(ça va?)は、フランクな挨拶
このような感じのことが言えます。
サバ(ça va)は挨拶や返事にも使える
サバ(ça va)は、2種類の意味があります。
- 「サバ?(ça va?)」という疑問形は「元気?」
- 「サバ!(ça va!)」という肯定形は「元気だよ!」
このように、挨拶にも使えるし、返事にも使えるということを覚えておきましょう。
「サバ!」の前に、「ウィ(oui)」という「はい」を付けることによって、
ウィ サバ!(oui, ça va!)「おう、元気だぜ!」というニュアンスで伝えることもできます。
こっちのほうが良いかもしれませんね。
では、復習という意味で、
- 「コマンタレブー」
- 「コマンサバ」
- 「サバ」
とネイティブで発音している参考になる動画ありましたのでご紹介したいと思います。
フランス語って割と身近!?
英語はまだなじみ深いですが、フランス語となると文法も発音もなかなか浸透していません。
でも意外と普段の生活のなかで聞いたことあるものもあります。
先ほどの「トレビアン」に始まり、かなりの数があります。
- ショコラ
- ガトー
- モンブラン
- エクレール
- ミルフィーユ
- マロン
- クロワッサン
- ビストロ
- マヨネーズ
- ブイヨン
- フィレ
- ドリア
- ポタージュ
- カフェオレ
- マルシェ
どうですか?普段食べているものばかりですよね。
あとは面白いのが「アルクアンシェル」。
こちらは「虹」という意味ですが、頭に「L」をつけると有名なバンドの名前になります。
あと身近なところは「メトロ」
こちらは「地下鉄」。東京メトロなんてモロにそのままですね。
まとめ
フランス語のコマンタレブーとはどんな意味や、返事の仕方などについて紹介してきました。
- コマンタレブーは、誰かと会ったときに挨拶として使う言葉
- 目上の人に対して使い、友達や友人には使わない
- 「コマンタレブー?」と問いかけられたときの返事は、
- ジュヴェトレビアン「すごい調子良いよ!」
- コムスィコムサ「まあまあ良いよ!」
- トゥージュスト「ギリギリ良いかな」
- ニボン ニモーヴュ「良くも悪くもない場合」
- 「サバ」とは、「元気ですか?」という意味
- 「コマンタレブー?」よりもくだけた言い方で、2度目に会ったときに使う場合もある
- サバ(ça va)は挨拶や返事にも使える
- フランス語は生活の身近にある
- ショコラ
- ガトー
- モンブラン
- エクレール
- ミルフィーユ
- マロンなど
「ご機嫌いかがですか?」のような上品な言い方になる
たくさん単語を出しましたが、とにかく「コマンタレブー」に「ジュヴェトレビアン」。
これだけ覚えてくださいね。